Goedemorgen wereld 🌎
前回の陣痛の続きです。
全然美味しくなさそう(美味しいとか関係ない)な朝食を、旦那ポンが平らげた後、助産師さんの付き添いの下、分娩室に移動しました。
バルーンのお陰か、子宮口がだいぶ開いてきて”Bijna klaar te drukken”(もうちょっと で気張ってもいいかもね)とのこと。何センチ開いてるかは聞き忘れました。。てか、余裕なし😁
スイカが出てくる痛みを想像して、夜は寝れない。。。
ちなみに、促進剤+バルーンでここまで、10時間でした。
既に陣痛の感覚が2−3分おきになっており、汗だくで状況の認識はほぼ無理!
なんやかんや色々とコードを付けられの、汗をふかれーので周囲はバタバタ。
病室での見回り中から、麻酔はいつ?と何度も聞いていたのですが、なかなか麻酔科医が来ない。
このまま出産してしまうのでは?!と不安に。
と、思ってたところに、産婦人科医と麻酔科医が到着。
他にも出産が重なっていたとのこと。
説明はいいから、さっさと麻酔を。。。。
麻酔科医は、可愛いおじいちゃん。色々と声がけしてくれるけど、答える余裕ないから。。😁
背中を限界まで丸めるように指示され(お腹大きいのに無茶言うなぁこのおじいちゃん。。)、背中の下の方をチク、チク、チクと三回かな、刺されました。
これ、けっこう痛い!!!!
さて、ほんの数秒後だったかしら、生理痛の痛すぎるバージョンだった陣痛も、全然感じないんです。
いやー驚き。
もっと早く入れてよ(たがら、タイミングあるんだって笑)
助産師さんから、今、最高に痛い陣痛きてますが、感じますか?と聞かれました。
➙ ”een beetje ” うん、ちょっとね。
ちょっと、『あ、なんか痛いかも?』とはなるけど、イタタタた(´;ω;`)はなし。
ここで、産婦人科医がきて、赤ちゃんの様子を知るために、赤ちゃんの頭にコードを付けるとか言ってて。。。
そんなの聞いたことないけど、ベルギーではよくあることらしく、本当に短い針のついたコードを頭につけたようです。。。(麻酔聞いてて、陰部の感覚ほぼなし。。)
その後、赤ちゃんの心拍が、私の横のメーターに表示され、パクパクしてるのがわかるようになりました。
なんか、安心(笑)
痛みが無いので、正直お産が進んでいるのかわからず、旦那っちとお茶を飲みながら雑談。
ここで分娩室へ移動してからすでに5時間。お腹へった。こんなんではきばれない。。。
とかなんとか、ダラダラ考えていたところに、助産師さんと産婦人科医が、ガラッつとドアを開けて入ってきました。
子宮口と赤ちゃんの頭をチェック。
『よし、そろそろいいね!』とのこと。
さ、押して!と。
急に本番!?になったもんだから、私パニック。押すってどうやって。。。
とりあえず、陰部らしきところ(麻酔効いててよくわからない)を気張ってみた。
三回くらい。 かなり声出てたらしく、助産師さんに、『声出さないほうが力はいるわよ』とアドバイスされたのをよーく覚えてる。(;・∀・)
無痛分娩だと、押すのがわからないとか、時間がかかるって聞いたけど、
私の感想では、完全に感覚が消えるわけではないので、赤ちゃんを押し出すことは比較的難しくなかったです。
最初の三回で、頭が見えてきた!と旦那ポンが言っていたのを覚えています。
『髪の毛多いよー』って。なぜか笑顔の旦那ポン。
そこからが早かった。加えて3回の本気気張りで、赤ちゃんが出てきてくれました。👶
三週間、予定日よりも早かったため、小さめということもあり、どこにも突っかからず、
『ちゅるん』と、出てきたそうです。 (これは感覚ない)
子宮口が完全に開いてから(押していいよの合図)、出産までは20分くらいでした。
2,6kgの小さい女の子です。
こちらでは、カンガルーケアをしているので、産まれたら、すぐに母体の上に置かれます。
日本のドラマのように、きれいに洗われてから、母のもとに、、、ではないです。
色々と白い物体にまみれた、うにゃうにゃした小さい生き物が、胸の上にポンと置かれました。
本当に不思議な感覚でした。
一番に浮かんだのは、『本当に私のお腹の中に、赤ちゃんが生きていたんだ。。。』
エコーでしか見ていなかったし、全然実感がわかなかった出産。
生んだ直後も、正直パニックで、どうしたら良いかわからず。
助産師さんから、おっぱいを吸わせてあげてといわれ、とりあえず乳首を譲り渡しました。😁
その間に、プラセンタだすから、気張ってーと言われ、下の方を2回ほどきばったところ(ここも感覚なし)、出てきたらしい。
見る?
と聞かれたものの、丁寧にお断りしました😂
気持ちは全然追いつかなくても、体は正直ですね。
急にドヴァヴァと涙(´;ω;`)(´;ω;`)が溢れてきました。
五体満足で、元気な産声を上げてくれたことが本当に嬉しかった。
あとから、旦那っちが取った、その瞬間の写真。私大泣きしてる。
その後、30分ほど、👶、旦那ぽんと三人で写真を取ったりして過ごしました。
ちなみに、陰部が裂けるか否か、気にしていました。
結局のところ、ほんのちょっとだけ切れて赤ちゃんが出できてくれたそうです。出産後にちょこっと縫ってもらいましたが、特に心配はなさそうとのこと。
カンガルーケアの間、出産を終えたこと、娘が無事に産まれてくれた安心感で、
天国にいるような幸福を味わいました🌤
まだ、そんなに長く生きてないけど、こんなに幸せな経験ができて、私は幸せものだと心の底から思いましたね。
さて、ここから数日間の寝れない入院生活です。
つづく