出産・子育て

《ベルギー》37週目での出産 ③ (無痛分娩)

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Goedemorgen wereld 🌎

前回の陣痛の続きです。

全然美味しくなさそう(美味しいとか関係ない)な朝食を、旦那ポンが平らげた後、助産師さんの付き添いの下、分娩室に移動しました。

バルーンのお陰か、子宮口がだいぶ開いてきて”Bijna klaar te drukken”(もうちょっと で気張ってもいいかもね)とのこと。何センチ開いてるかは聞き忘れました。。てか、余裕なし😁

スイカが出てくる痛みを想像して、夜は寝れない。。。

ちなみに、促進剤+バルーンでここまで、10時間でした。

既に陣痛の感覚が2−3分おきになっており、汗だくで状況の認識はほぼ無理!

なんやかんや色々とコードを付けられの、汗をふかれーので周囲はバタバタ。

病室での見回り中から、麻酔はいつ?と何度も聞いていたのですが、なかなか麻酔科医が来ない。

このまま出産してしまうのでは?!と不安に。

と、思ってたところに、産婦人科医と麻酔科医が到着。

他にも出産が重なっていたとのこと。

説明はいいから、さっさと麻酔を。。。。

麻酔科医は、可愛いおじいちゃん。色々と声がけしてくれるけど、答える余裕ないから。。😁

背中を限界まで丸めるように指示され(お腹大きいのに無茶言うなぁこのおじいちゃん。。)、背中の下の方をチク、チク、チクと三回かな、刺されました。

これ、けっこう痛い!!!!

 

 

 

 

さて、ほんの数秒後だったかしら、生理痛の痛すぎるバージョンだった陣痛も、全然感じないんです。

 

いやー驚き。

 

もっと早く入れてよ(たがら、タイミングあるんだって笑)

 

助産師さんから、今、最高に痛い陣痛きてますが、感じますか?と聞かれました。

 

➙ ”een beetje ” うん、ちょっとね。

 

ちょっと、『あ、なんか痛いかも?』とはなるけど、イタタタた(´;ω;`)はなし。

 

ここで、産婦人科医がきて、赤ちゃんの様子を知るために、赤ちゃんの頭にコードを付けるとか言ってて。。。

そんなの聞いたことないけど、ベルギーではよくあることらしく、本当に短い針のついたコードを頭につけたようです。。。(麻酔聞いてて、陰部の感覚ほぼなし。。)

その後、赤ちゃんの心拍が、私の横のメーターに表示され、パクパクしてるのがわかるようになりました。

 

なんか、安心(笑)

 

 

痛みが無いので、正直お産が進んでいるのかわからず、旦那っちとお茶を飲みながら雑談。

 

ここで分娩室へ移動してからすでに5時間。お腹へった。こんなんではきばれない。。。

 

 

とかなんとか、ダラダラ考えていたところに、助産師さんと産婦人科医が、ガラッつとドアを開けて入ってきました。

 

子宮口と赤ちゃんの頭をチェック。

 

 

『よし、そろそろいいね!』とのこと。

 

さ、押して!と。

 

急に本番!?になったもんだから、私パニック。押すってどうやって。。。

とりあえず、陰部らしきところ(麻酔効いててよくわからない)を気張ってみた。

三回くらい。 かなり声出てたらしく、助産師さんに、『声出さないほうが力はいるわよ』とアドバイスされたのをよーく覚えてる。(;・∀・)

無痛分娩だと、押すのがわからないとか、時間がかかるって聞いたけど、

私の感想では、完全に感覚が消えるわけではないので、赤ちゃんを押し出すことは比較的難しくなかったです。

最初の三回で、頭が見えてきた!と旦那ポンが言っていたのを覚えています。

『髪の毛多いよー』って。なぜか笑顔の旦那ポン。

 

そこからが早かった。加えて3回の本気気張りで、赤ちゃんが出てきてくれました。👶

三週間、予定日よりも早かったため、小さめということもあり、どこにも突っかからず、

 

『ちゅるん』と、出てきたそうです。 (これは感覚ない)

 

子宮口が完全に開いてから(押していいよの合図)、出産までは20分くらいでした。

2,6kgの小さい女の子です。

こちらでは、カンガルーケアをしているので、産まれたら、すぐに母体の上に置かれます。

日本のドラマのように、きれいに洗われてから、母のもとに、、、ではないです。

色々と白い物体にまみれた、うにゃうにゃした小さい生き物が、胸の上にポンと置かれました。

 

本当に不思議な感覚でした。

 

一番に浮かんだのは、『本当に私のお腹の中に、赤ちゃんが生きていたんだ。。。』

エコーでしか見ていなかったし、全然実感がわかなかった出産。

生んだ直後も、正直パニックで、どうしたら良いかわからず。

助産師さんから、おっぱいを吸わせてあげてといわれ、とりあえず乳首を譲り渡しました。😁

 

その間に、プラセンタだすから、気張ってーと言われ、下の方を2回ほどきばったところ(ここも感覚なし)、出てきたらしい。

 

見る?

と聞かれたものの、丁寧にお断りしました😂

 

気持ちは全然追いつかなくても、体は正直ですね。

急にドヴァヴァと涙(´;ω;`)(´;ω;`)が溢れてきました。

五体満足で、元気な産声を上げてくれたことが本当に嬉しかった。

あとから、旦那っちが取った、その瞬間の写真。私大泣きしてる。

その後、30分ほど、👶、旦那ぽんと三人で写真を取ったりして過ごしました。

 

ちなみに、陰部が裂けるか否か、気にしていました。

結局のところ、ほんのちょっとだけ切れて赤ちゃんが出できてくれたそうです。出産後にちょこっと縫ってもらいましたが、特に心配はなさそうとのこと。

 

カンガルーケアの間、出産を終えたこと、娘が無事に産まれてくれた安心感で、

天国にいるような幸福を味わいました🌤

まだ、そんなに長く生きてないけど、こんなに幸せな経験ができて、私は幸せものだと心の底から思いましたね。

 

さて、ここから数日間の寝れない入院生活です。

 

つづく